こんにちは、ケンティーです。
今回は米国ETF VIGの銘柄を分析して紹介していきます。
ETFの内容に関してはこちらの記事に詳しく書いていますので、こちらをご覧ください。
VIGの特徴
VIGは、米国の大型株の中でも、前年比増配の実績を持つ銘柄に投資し、【NASDAQ US Achievers Select Index】に連動する投資成果を目指す米国ETFになります。
当指数は、10年以上連続して増配実積を持つ米国普通株で構成されています。
基本的なデータとしては、
- インデックス:NASDAQ US Achievers Select Index
- 信託報酬(経費率):0.06%
- 株価:162.50ドル
- 配当利回り:1.48%
- 配当実積:2.41ドル
- 組入れ銘柄数:182銘柄程度
- 設定日:2006年4月21日
となっています。
信託報酬(経費率)が0.06%となっていますので、かなり安い水準となっています。
配当利回りは、高配当株と比較すると低いものの、10年以上連続増配している銘柄が対象となりますので、インカムゲインとキャピタルゲイン両方に期待できるETFとなっています。
構成銘柄
構成比率の高い10銘柄を挙げると、
- マイクロソフト:4.19%
- JPモルガンチェース:3.80%
- ジョンソンエンドジョンソン:3.67%
- ウォルマート:3.38%
- ユナイテッドヘルス:3.22%
- ビザ:3.22%
- ホームデポ:2.91%
- プロクター&ギャンブル:2.82%
- コムキャスト:2.21%
- コカ・コーラ:1.98%
となっています。
上位10銘柄で31.4%の割合を占めていますが、1つ1つの銘柄の比率はそこまで高くないですね。
また、上位の銘柄を見てもジョンソンエンドジョンソンやプロクター&ギャンブルなどの安定して配当金を株主に還元している銘柄や、マイクロソフトやビザなど今後の株価上昇にも期待できるグロース銘柄などかなりバランスよく分散されていることが分かります。
セクター比率
続いてセクター比率を確認してみると、
- 資本財:17.23%
- 金融:17.18%
- ヘルスケア:15.52%
- 生活必需品:15.32%
- ハイテク:14.93%
- 消費財:10.47%
- 素材:3.67%
- 通信:2.86%
- 公益:2.81%
となっています。
資本財、金融、ヘルスケア、生活必需品、ハイテクの5セクターが上位を占めており、この5セクターで約80%に達していることが分かりますね。
連続増配銘柄は業績が好調でないと達成できませんので、基本的には優秀な銘柄で構成されているという事です。
VIGのチャート
続いてVIGのチャートを確認してみると、きれいに右肩上がりで上昇していることが分かります。
コロナショックで株価は暴落したものの、株価もすぐに元の水準に戻っていますので不況時にも強いことが分かります。
続いて、年平均のパフォーマンスを確認してみると、
- 1年:34.44%
- 3年:17.36%
- 5年:15.97%
となっています。
設定来リターンは10.01%となっていますので、株式の期待リターンが7%程と考えると、十分な結果ですのでかなり優秀なETFであることが分かりますね。
まとめ
今回はVIGについて紹介させて頂きました。
当指数は、10年以上連続して増配実積を持つ米国普通株で構成されており、経費率も0.06%と低く、設定来リターンも10.01%と安定して株価の上昇に期待できるETFとなっています。
また、配当利回りも1.48%と高くはないものの増配傾向にありますので、今後のインカムゲインにも期待できるおすすめのETFとなっていますので、初めの銘柄として購入するのも良いかと思います。
今後も、魅力的なETFや個別銘柄分析紹介の記事も書いていきたいと思いますので、気になる方、興味の持たれた方は読んでみてください。
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