こんにちは、ケンティーです。
今回は米国ETF SOXLの銘柄を分析して紹介していきます。
ETFの内容に関してはこちらの記事に詳しく書いていますので、こちらをご覧ください。
SOXLの特徴
SOXLは、フィラデルフィア半導体株指数に対して値動き3倍の投資成果を目指すレバレッジ型の米国ETFになります。
フィアデルフィア半導体指数は、主に半導体の設計や、製造、流通、販売に関わっている企業を対象とした修正時価総額加重型のインデックスです。
レバレッジとは、経済活動において、他人資本を使うことで自己資本に対する利益率を高める事で、1日の値動きの3倍を目指すということです。
また、SOXLは、1社の加重上限を8%に設定していますので、時価総額1社の与える影響を緩和しています。
基本的なデータとしては、
- インデックス:フィラデルフィア・セミコンダクターズ指数の3倍
- 信託報酬(経費率):0.96%
- 株価:43.30ドル
- 配当利回り:0.04ドル
- 配当実積:0.0162ドル
- 組入れ銘柄数:35銘柄程度
- 設定日:2010年3月11日
となっています。
信託報酬(経費率)が0.96%と通常の米国株ETFと比較すると割高に見えるかもしれませんが、レバレッジ型のETFですので妥当な水準となります。
また、半導体指数に分類される銘柄になりますので、配当利回りは低く、企業の成長性(株価の値上がり益)に期待したETFになります。
構成銘柄
構成比率の高い10銘柄を挙げると、
- エヌビディア:7.13%
- テキサスインスツルメンツ:7.13%
- クアルコム:6.69%
- ブロードコム:6.39%
- インテル:6.33%
- アプライドマテリアルズ:3.73%
- ラムリサーチ:3.66%
- ASMLホールディングス:3.64%
- NXPセミコンダクタ:3.53%
- KLA コーポレーション:3.39%
となっています。
SOXLのチャート
続いてSOXLのチャートを確認してみると、ボラティリティが非常に大きいことが分かります。
現在株価は最高値を付けており、半導体業界が好調であることが分かりますね。
コロナショックで株価は暴落したものの、2010年3月から約10倍になっていることが分かります。
チャートを見ても分かるように、レバレッジを3倍かけていますので、上昇局面に入ると強い反面、コロナショックのような下落局面になると凄まじいスピードで株価が暴落していくというデメリットもあります。
続いて、年平均のパフォーマンスを確認してみると、
- 1年:332.31%
- 3年:56.40%
- 5年:90.18%
となっています。
1年間では332.31%の上昇、5年間でも90.18%の上昇と凄まじいパフォーマンスですね。
基本的にレバレッジ型のETFは短期投資が向いているといわれていますが、暴落時にも耐えられるメンタルと、ポートフォリオに少額組入れを行い、リバランスを行っていけば長期投資もできるのではないかと感じています。
まとめ
今回はSOXLについて紹介させて頂きました。
半導体市場を牽引しているのは、自動車、スマートフォン、PCの3分野になりますが、今後の5Gや電気自動車が量産体制になれば、更に半導体の需要は高まると思います。
現在は、半導体供給不足となる状況が続いており、これ以上の数量増加は期待できない一方で価格の値上げが相次いでいます。
また、各社は巨大な設備投資を計画しており、今後の成長は確実視されています。
ただ、レバレッジ型のETFになりますので、あくまでポートフォリオの一部に加えてリスクを取りすぎないように運用していけば、資産の増加にも期待できると思いますので、気になる方は購入の検討をするのも良いのではないでしょうか?
今後も、魅力的なETFや個別銘柄分析紹介の記事も書いていきたいと思いますので、気になる方、興味の持たれた方は読んでみてください。
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