こんにちは、ケンティーです。
今回は米国高配当株ポートフォリオの作成の仕方を紹介し、運用ルールを予め決めておくことで相場の流れに左右されず長期投資を継続できる考え方について紹介します。
運用ルール
(1) 投資対象を25年以上の連続増配銘柄に絞る
理由
- 25年以上の増配実績がある=株主還元に積極的である。
- 不況時でも業績が安定している。
- 参入障壁(ワイドモード)の高い事業を担っている。
過去25年以上も連続して増配するためには、長期的なEPS(1株に対しての当期純利益)の成長が必須であり、業績が低迷してEPSが下がれば、いずれ配当性向も100%を超えて減配せざるを得ない状況になってしまいます。
また、今回のコロナショックやリーマンショックのような不況時にも増配している企業とは、他社が真似できない強み(ワイドモード)があり、業績が安定している為一時的に停滞しても長期的には持ち直すといった特徴があります。
(2)10~18銘柄に分散投資する
保有銘柄が少なすぎると、1つの企業のパフォーマンスが低下するした際に、資産に与える影響も大きく狼狽売りをしてしまったり、逆に保有銘柄が多すぎるとポートフォリオの管理・メンテナンスが難しいといったデメリットがあります。
魅力的な銘柄がたくさんある為、買いたい気持ちは非常に分かりますが、10~18銘柄程度に絞って、堅実に運用・管理していく事が長期投資に最適であると考えています。
(3)異なるセクターにバランスよく投資する
米国株には11のセクターが存在し、どのような銘柄もこの中のどれかに分類されます。
- エネルギー:ABBV XOM等
- 素材:ECL LIN等
- 資本財・サービス:MMM DOV等
- 一般消費財・サービス:MCD LOW等
- 生活必需品:KO PG等
- ヘルスケア:ABBV JNJ等
- 金融:AFL BEN等
- 情報技術:BMI ADP等
- コミュニケーション・サービス:T TDS等
- 公益:ED NEE等
- 不動産:UBA UHT等
10~18の銘柄に分散投資していたとしても、セクターに偏った投資(エネルギー株に10銘柄等)をすると同一セクターは同じような値動きをする為、不況時に全銘柄が下落して株式相場から退場するなんてことにもなりますので、必ずセクターの分散を行うようにしましょう。
高配当銘柄売却時のルール
- 保有銘柄の連続増配記録が途切れた時
高配当銘柄が減配、連続増配が途切れた場合は無条件で売却をするようにしましょう。減配というのは、年間の配当金が前年度以下になった時に確定します。
四半期配当が下げられても残りの年間配当が増配されるケースも稀にある為、年間配当金の配当金が出揃うまでは増配ストップにはならないので、そこは注意しておきましょう。
まとめ
今回は米国高配当株ポートフォリオの作り方について紹介させて頂きました。
高配当株投資を実際に行ってみて思うことは、定期的に配当金が入ってくるため精神的負担を下げることが出来、日々の株価変動も気にはしますが下落したからといって狼狽売りといった売却をせず、保有し続ける事ができているのでそこが一番のメリットかなと私は思います。
上記の様な自分なりのルールの明確化を行い、売却時のルールも連続増配が途切れたら売却と非常にシンプルなので、この記事をきっかけにまずは株を購入してみる、もちろん成功・失敗もすると思いますが、一歩踏み出してチャレンジする事も大事です。
少額から初めて自分なりのルールを構築し、知識・経験を蓄えていく事で自身のステップアップ 成長に繋がると思いますので一緒に初めて見ませんか?
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